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外国語科 中国語コース

小林 恋奈 さん

Q

高校選びについて教えてください。

家族が海外旅行に行くことが多かったので、小さい頃から外国語に触れる機会が多く、漠然と外国語に特化している学校が良いなと考えていました。中学時代の友達が、関東国際高校を勧めてくれ、興味を持ちました。中国語に出会ったのは、関東国際高校が初めてでした。中国語を学べば一気に世界が広がるという期待があり、関東国際高校に決めました。

Q

高校時代に印象に残っていることを教えてください。

ひとつめは、中国語のスピーチコンテストに参加したことです。このコンテストは選抜式だったため、合格するために懸命に努力しました。先生とのマンツーマン練習は非常に貴重な経験となり、先生は私の発音の癖を丁寧に修正してくださいました。予選を通過した後はさらに練習に打ち込み、本番の発表に向けては、発音の正確さだけでなく、声の大きさや身振り手振りなどの総合的な表現力も意識して取り組みました。

Q

コンテストの結果はいかがでしたか?

残念ながら入賞することはできませんでしたが、自己評価では60点程度だと思います。他の参加者の表現力は印象的で、私も表現方法をもっと工夫できたと反省しています。中国語の発音は複雑なシステムですが、入賞者たちは一つひとつの音を丁寧に発音し、聴衆に明確に伝わる話し方をしていました。結果的には入賞には至りませんでしたが、この経験は私にとって大きな学びとなりました。発音の細部や表現技術について多くの気づきを得られた貴重な成長の機会となりました。

Q

台湾への現地研修についても聞かせてください。

とても貴重な経験でした。学校だけではアウトプットの場が少ないので、学校で学んだことを活かして現地の人と話せたのは良かったです。夜市や自由時間の買い物で、日常会話程度でしたが、簡単な言葉でも自分たちでいろいろな文法を試しながら、話が通じた瞬間は感動しました。

Q

言語以外にも学んだことがありましたか?

台湾研修では、集団生活ならではの難しさも経験しました。緊張感やストレスが高まる場面もあって、周りの雰囲気が少し険悪になることもありました。『このままネガティブな空気が広がったら、せっかくの研修が嫌な思い出になってしまう。みんなで協力して楽しい経験にしよう』と意識的に前向きな姿勢を保つようにしました。グループ旅行だからこそ、全体の調和を考えて行動することの大切さを学びました。この経験から、言語を学ぶこと以上に、異文化の中での人間関係の築き方や、困難な状況でも建設的に行動する力が身についたと思います。これは将来どんな環境に行っても役立つ貴重な学びになりました。

Q

卒業研究について教えてください。

台湾・日本の文化的なちがいについて、特に伝統的な衣装文化に焦点を当てた研究を行いました。当初は『なぜ台湾には日本の着物文化が浸透しなかったのか』という問いを立てましたが、調査を進めるうちに実は台湾にも着物文化が存在していたことが明らかになりました。しかし、中国による支配の影響が大きく、衣装文化では、着物よりもチャイナドレスの方向に発展していったのです。

研究過程では衣装文化に関する文献資料が限られており、生きた情報を得るためにはインタビュー調査が不可欠でした。この点で多くの困難に直面しましたが、台湾現地研修で知り合った友人の協力を得て、貴重なインタビューを実施することができました。

Q

高校生活を通じてどのように成長しましたか?中学生のみなさんにメッセージもお願いします。

高校入学以前の私は人前に立つことが苦手でした。しかし、高校で中国語学習の道を選んだことが大きな転機となり、『自分にもこんなことができるんだ!』という自信が芽生えました。入学前の自分には、中国語を流暢に話す自分の姿など想像もできませんでした。私にとって中国語を学ぶことは単なる語学習得を超え、人間的な成長をもたらしてくれました。この経験を通して、以前よりも積極的に人前に立てるようになり、自分自身の変化を日々実感しています。高校時代の貴重な経験から、「自ら挑戦する」という主体性が強いほど、成長の可能性も広がることを学びました。『できるかな?』と迷うより、『やってみよう!』と前向きに決意することが、成長につながっていくのだろうと思います。

みなさんも、関東国際高校で、自分の新たな可能性を発見し、大きく羽ばたく一歩を踏み出してみませんか。

外国語科 中国語コース

小林 恋奈 さん 保護者

Q

本校を選んだきっかけを教えてください。

学校見学会に参加したときの印象が大きかったですね。在校生の対応がとても親切で、中国語を流暢に話す姿を見て娘が「かっこいい!」と目を輝かせたのを覚えています。中学生だった娘にとって、あんなふうに自信を持って外国語を話せる先輩たちはまさにあこがれの存在でした。娘は、その日から「私も中国語を話せるようになりたい」と強く希望するようになりました。また、海外研修の機会があることも大きな魅力でした。新しい言語と文化に触れる機会を求めていた私たち家族にとって、理想的な環境だったと思います。

Q

学校見学会での生徒の様子について印象に残っていることを教えてください。

学校見学会で特に印象に残っているのは、案内してくれた在校生の対応の素晴らしさです。「分からないことを質問すると、丁寧に教えてくれる」という娘の感想が今でも心に残っています。初めて聞く中国語に娘は最初は戸惑っていましたが、在校生たちがとても親切に接してくれたおかげで、打ち解けることができました。見学会でのこうした生徒たちとの出会いが、娘の進路選択に大きな影響を与えたことは間違いありません。

Q

中学生の保護者として、学校選択で重視されたポイントは何でしたか?

中国語という特色ある言語が学べることが決め手になりました。特に魅力的だったのは、校内には中国語を母語とする生徒が少なくありません。中国語だけでなく、他の言語を母語とする生徒もいます。教科書だけでなく、日常的に生の外国語に触れたり、他国の文化や習慣について直接交流できる環境があることは、語学学習において非常に貴重だと感じました。また、学校の施設が整っていて清潔感があったことも印象的でした。

Q

お子様の学校生活で印象に残っていることを教えてください。

さまざまな検定にチャレンジする機会が多かったことは本当に良かったと思います。目標に向かって努力する姿勢が身についたと感じます。特に印象深かったのは中国語スピーチコンテストでの経験です。最初は練習でうまくいかない日もあったようですが、先生方の指導のおかげで、本番では堂々とスピーチを披露できました。ホールを借り切って、知らない言語でスピーチするなんて、私たちだったら絶対にできません。でも娘は見事にやり遂げ、その姿に心から感動しました。このコンテストへの参加は娘の自信につながり、「人前で自分の考えを伝える力」という、将来どんな道に進んでも必要な力を育んでくれたと思います。

Q

台湾研修はお子様にどのような影響を与えましたか?

台湾研修は、初めて長期間家族と離れる経験でした。言葉も十分に通じない環境での生活は、想像以上に大変だったようです。負荷がかかる環境下では、友人間でもコミュニケーション不全が生じたりもしたようですが、そうした困難を乗り越えることで、精神的にぐっと成長したと感じます。現地の方々と交流する中で、教室で学ぶ中国語と生きた中国語の違いも実感できたようです。「言葉は耳で聞くことから始まる」ということを身をもって体験したことで、帰国後の学習意欲も格段に高まりました。中学生から高校生への成長期に、こうした海外経験ができたことは何物にも代えがたい財産になっています。

Q

進学先の大学で中国留学が決まっているとうかがいました。どのような期待をお持ちですか?

半年間の本格的な留学は、語学力の飛躍的な向上だけでなく、人間的な成長も期待しています。台湾研修で少し自信をつけた娘が、今度はより長期間、より深く中国文化に浸ることで、どんな風に変わっていくのか今から楽しみです。異文化の中で暮らすことで得られる柔軟な思考や価値観は、将来のグローバル社会で必ず役立つと確信しています。また、同じ目標を持った仲間との絆も深まることでしょう。中学生の頃には想像もできなかったような経験を積み重ねていく姿を、親としてしっかり見守りたいと思っています。

Q

入学後のお子様の性格や行動の変化について教えてください。

入学前は少し消極的な面もあった娘ですが、今では自信に満ちあふれています。中国語を学び始めてからは「新しいことにチャレンジする勇気」が芽生えたように思います。以前なら尻込みしていたようなことにも積極的に取り組むようになりました。責任感も強くなり、周りをまとめる役割も担うようになったと聞いています。他の人が気づかない細かな部分にも目を配り、率先して行動できる「世話好き」な一面も出てきました。中学生から高校生になる過程で、こんなにも成長できるとは思っていませんでした。今では本当に「自慢の娘」です。

Q

中学生とその保護者の方へメッセージをお願いします。

高校選びで最も大切なのは、お子さん本人の「やってみたい」という意欲を大切にすることだと思います。特に我が家のように4人兄弟の長女の場合は、自分の道を自分で選ぶことが重要でした。中国語という新しい言語に挑戦することで、娘は「学ぶ楽しさ」と「努力の先にある達成感」を知ることができました。

スピーチコンテストや検定、海外研修など、さまざまなチャレンジの機会が用意されているこのコースは、お子さんの可能性を大きく広げてくれると確信しています。中学生の今はまだ不安や迷いもあるかもしれませんが、新しい環境で自分の殻を破る経験は、必ず将来の糧となります。